先生と目が合った

近い…




一瞬、身体が熱くなった

なんだろう…この気持ち





先生がオレから目をそらして
立ち上がった



「保健室行ってくるね」




「じゃあ、オレも行く」


先生は聞こえなかったのか
振り向かなかった




オレは黙って先生の後ろを歩いた



Tシャツから出る細い腕

華奢な肩

汗で透ける背中



汗と混じった
先生のいい匂いがした