オレは先生の手を



繋いだ…




「え…」



先生がオレを見た




「繋いだら…ダメ、だった…?」



先生は何も言わなかった


黙ってうつ向いた




やっぱり…ダメだよね…




「ずっと、繋ぎたかった…
先生と、繋ぎたかった…

ごめん…
今のは心の声…」




「うん…聞こえなかった…」

視線を落として先生は言った




手を繋いだまま
黙って駅まで歩いた