本当のキス ー偽りのキスー 番外編


「私も早く来たのに
清田くんの方が早かったね」


先生がオレの隣に座った

フワっといい匂いがした




「急いできたから、ごめんね…
先に飲んでいい…」



先生はアイスコーヒーのストローを
口に含んだ


先生の横顔をじっと見てしまった




透ける長い睫毛

少し色付いた唇


ストローを持つ細くて綺麗な指


反対の手で胸元を押さえてた



先生、急いで来てくれたんだ…



オレはドキドキした