「乙ちゃんに渡さないで‥ください
またここで待ってるから、オレ…」


先生、ダメ…?





「先生、忙しいですよね…
乙ちゃんに渡してください
急がなくてもいいです
ゆっくり読んでくださ…」



「急がなくてもいいなら…いいよ
また、ここに持ってくる…」



え…



「乙に渡した方が
少しでも早く清田くん読めるかなって…
でも急いでないなら、直接渡せるよ」





来週の同じ時間に先生と約束した




止まった時間が、また動き出した…