彼女はすごく声を我慢するくせがある。

キスをしようと言うが拒まれる。

多分したらまた気持ちが戻ってきてしまうからだろう。
俺はそんな彼女に惹かれるわけでもなく、ただ処理相手として使っていた。

なんとなくすやすやと寝息を立てずに眠っている彼女を抱きしめたくなった。

ぎゅっと抱きしめると彼女は冷え性だから少し冷たかった。
だがさっきの行為で温まっていたのだろう、少し熱を持っていた。