リップの匂いはマスカット




って特に会話が続くことも無くて。

緊張しすぎてカッサカサになった唇にリップをぬった。



「なぁ。お前、、、」


「な、なに?」


「そのリップ、、、




マスカットだろ?」




「あ、う、、うん。」




「え、お前もマスカットのリップぬってのん?」


って奥からおっきい声で叫んでくる。好きな人の友達。



「お前ら同じリップ塗ってんのな。キスでもしちゃえよ。」


な、な、なんてこと、、、。


「バカかお前。するわけねーじゃんこいつと。」




って告白もしない間に振られた小6の秋。