「なぁ。あのさっ」
言いずらそうに、焦れったく言ってきて、聞きたかったのは多分あの事だろう。

「私の過去について?」

「あっ!?いや…言いたくなかったら言わないで良いからさっ。」

「ううん。憐には言っときたいの…これを聞いて幻滅したらゴメンね…?」

「いや。絶対幻滅なんかしないから。」
貴方の真剣な瞳が私の心に響いたよ。

「私ね…これでも親友と呼べる人が居たんだよ。その子の名前は美砂皐って言う子なんだよ、でもある日を栄に……親友と呼べなくなっちゃったんだよね…」

恐いよ。真実を言うことがこれほど恐いものだとは知らなかったよ。
憐はどんな反応をするのだろう…?
ねぇ本当に幻滅しない?



「ねぇ憐。私レイプされたの。」





「えっ?」

ねぇ憐…これを聞き貴方はどう思った?
幻滅した?
恐くて、恐くてたまらない…