幸せな監禁生活

拘束器具がついているので食べられない。
じーっと見つめる。

「…?あぁ、もちろん食べさせてあげるから。大丈夫だよ」

まずは何が食べたい?と言い、私はスープを選ぶ。

ふーふーと熱を冷まし口へ運んでくれる。

ぱく、と食べるとすごく美味しかった。
そんな温かい優しさにまた涙が出そうになる。

そんな光景を真也さんはいつものふんわりとした笑顔で見つめる。
頭を撫でてくれる、私が不安な時はいつも。

そして私は自分の気持ちに気づいた。
私、真也さんに依存してるんだ。