そう、それは何気ない日々の1ページ。
私はいつも通り朝ごはんを食べテレビを見て、そして密かな趣味の乙女小説を読み、学校へ行く準備をした。

学校も何気ない日々。
つまらない、そんなことを思う。
あー、学校にイケメン転校生でも来て私を好きになってくれないか。
なんて、今日見た乙女小説の内容を思い出す。

そして下校時刻。
私はお世辞にも友達が多いとは言えない。
いつも一緒に帰っている友人も今日は部活動。
今日は一人かぁ、と思い校門を出た。