幸せな監禁生活

いつも愛情を確かめたくなる。
それでいつも呆れられる。

帰らないと、バレないうちに帰らないと。
走って帰る。冷たい風が心地よかった。

そして真也さんの家の前。
ゆっくりとドアを開ける。

まだ眠っているだろうか、起きていませんように、と願う。

だがしかし、真也さんは起きていた。
焦った顔だった、泣いたのだろう、目が赤くなっていた。