幸せな監禁生活

真也さんは寝る時に拘束器具を外してくれる。
私は真也さんにどれだけ愛されているのか、試したかった。

ベットからこっそりと抜け出し、外へ出た。
真夜中、酒に酔った大人がふらふらと歩く。

ぼーっと歩く。
真也さん、いつ気づくかなぁ。
気づいたら叱るのだろうか、追い出されるのだろうか、はたまたもっとすごい結果か。

そんなことを思って公園へついた。
ブランコがある。乗っていこう。

きぃ、きぃ、と音が鳴る。
何故こんなことをしているんだろう。
はっ、となる。
ダメだ、またやってしまった。