(中学校時代)

「真凜!私第1志望受かったよ!!」

朝一番親友の齋藤 優里(さいとう ゆり)が
全速力で走ってきて嬉しいお知らせをした。

「良かったじゃん!おめでとう優里。」
優しく微笑む。

全力で喜べないのには理由があって、。
実は私の第1志望の学校は他の私立、公立高校と違い、合格発表が遅いのだ。

そのため私はまだ受かったか落ちたか分からずにハラハラドキドキしているのである。