「しゅん君」

私が名前を呼ぶと

しゅん君は振り返る。

「ごめんね。突然。
えーっと、あのぉー」

私は、深呼吸をして

「好きです」

と、叫ぶように言った。

しゅん君は、びっくりしていた。

当たり前だよね。