村の兵士から、
国の兵士になってから、
多忙な日々は始まった。
国と国同士の争い、
侵略、略奪、防衛。
毎日毎日どこかで戦いが起きる。
村にいた頃が生ぬるく感じる程の、
過酷な日々。
しかし、それでも私は、
手柄を上げ、
国に貢献した。
そして、とうとう、
私は大将軍の地位を
与えられることになった。
村に帰ってそれを伝えると、
村人は大喜びした。
そう、わたしは強くなった。
武力も、社会的にも、
強くなった。
だけど、これはあの天使の力。
私自身の力ではない。
----------願いが叶ったとき、
その対価として、魂を持っていかれる。
その時はいつ来るのだろうと、
不安に思っていたが、
あれから一度も天使を見たことはなかった。
やっぱり、魂を持っていかれるなんて、
嘘かもしれない。
私はそう思って、
任命式に臨んだのだった。

