「綾、落ち着いて」


「飛鳥が好きで好きでたまらないの」


「は?」






今なんて?



俺の事を好き?



好きで好きでたまらない?






「飛鳥が別に先生を好きでも構わない。でも離れていかないで」


「いや、綾ちょっと」


「飛鳥を愛してるの!!」






耳元で規則正しい寝息が聞こえる



ギュッと離れない腕



マジでなんなの?






「意味わかんね」






腕の中で眠っている綾はどこかスッキリとした顔をしていた