次の日、お昼から堂々と登校してくる飛鳥の顔には新しい傷ができていた あぁ、また変な噂が広まるなこれ 教室に突然現れた飛鳥を見るなりクラスメイトをはじめ、国語の先生まで顔が強張る 「か、片桐遅いぞ」 「、、、、」 なんとか勇気を振り絞って声をかけた先生を無視して窓側の1番後ろの席に座ると何も無かったかのように机にうつ伏せになった 可哀想な先生 なんて思いながら飛鳥から教科書に視線を移した