「ママ、だあれ?」 「このお姉ちゃんはママのお友達」 「おともだち」 目をキラキラさせながら私のことを見上げてくる男の子は先生に似て可愛らしい笑顔を浮かべる いくらか胸の痛みも薄れていく 「七瀬さん良かったらうちでお茶しない?」 「え、いやでも」 「ね、いいでしょ?さー、そうと決まればしゅっぱーつ!!」 この人こんなキャラなの? 私が返事をする間も無く、私の腕を引いて歩いた