「何って添い寝?」
「添い寝は服の中に手入れないから」
侵入してきた手を服の中から引っ張り出し、体を起こす
楽になったとはいえしんどいのには変わりない、するわけないだろ
汗をかいたのか少し湿っているスウェットが気持ち悪く、着替えようとベットの外に足を出すと飛鳥に右腕を掴まれた
「なに?」
「綾のことここまで運んだ」
「それはありがとう」
「綾が寒いっていうから添い寝した」
「記憶にないこと言われても」
つまり何が言いたい?
話が見えてこない発言に少しイラッとする
私は着替えてまた寝たいの
「お礼はなし?」
「だからありがとうって」
「そんなんじゃ足りない」
「キャ!!ちょっと私病人」
急に腕を引っ張られ再びベットの上へと戻り、飛鳥は私の上へ跨った
いや、こいつ本当にTPOを考えろ!!!
睨んでやると飛鳥は笑った
