冷たい何かが喉を通り、火照った体をいくらか冷やしてくれる
「綾、ごめんな」
飛鳥の声がした
聞いたことない弱々しい声
何に対して謝ってるの?
私に他の女の人を重ねてること?
私の気持ちに応えられないこと?
お願い、お願いだから
泣かないで
「、、、、夢か」
寝たおかげか朝よりもだいぶ楽になった
なんかお腹周りが重たい
「綾起きた?」
「え、」
「熱は下がったな」
「、、、、、何してんの?」
私の腰に腕を回した飛鳥が後ろから抱きしめるようにベットに寝転んでいた
今更こんな事で恥ずかしくはないけど、まじでこいつ何してんの?
