当時はそこまで成長してなかったため、なんとか飛鳥を背負って家に帰ることができた



冷たすぎる飛鳥に心臓が止まりそうになったのを今でも覚えている



なんとか飛鳥を二階の私の部屋のベットまで運ぶと普段あまり使わないストーブを持ってきて、暖房もつけて部屋の中をあったかくしてベットにもたれて座り込んだ



あぁ、ヤンキーなんかと関わってしまった



よりにもよってあの片桐飛鳥を助けてしまった






「、、、、、んん」






突然ベットの上で唸り声が聞こえたもんだから驚いて飛び上がった






「なんだ、起きてないし。てか、怪我してる」






額からは頬から唇から血が流れていた



いや、これ顔だけじゃないでしょ



こうなったらとことん傷の手当てもしてやる