ふたたび颯ちゃんたちのほうへ目を向けると、森下くんが気づいて、ぱあっと笑顔になった。
さっそく颯ちゃんの腕を引っ張ってわたしたちのもとへやって来ると、
「今日、俺たちミーティングで早く部活終わるんだよね。よかったらまた、4人で遊ばない? テスト打ち上げってことで。絵里も今日バイト休みっしょ?」
と誘ってきた。
「4人で? せっかくだから、ふたりきりでデートしたら?」
わたしはそう答えた。
さらりと、そんなせりふが出てくる自分に、自分でも少し驚いてしまう。
絵里に言った言葉は嘘でも強がりでもなくて、本当に、わたしは大丈夫なのだ。
すると颯ちゃんが、
「俺は、ちょっと今日は無理。早く家に帰んなきゃなんねーから」
と言った。
「何かあるの?」
「ま、ちょっとな。大したことじゃない」
颯ちゃんはわたしと目を合わせない。
大したことじゃないなら、教えてくれてもいいのに。
「えー? ざんねーん。んじゃ、3人で遊ぶ?」
「さすがにそれだと、わたしがお邪魔虫すぎるよ。いいからふたりでデートしなよ。絵里、観たい映画があるって言ってなかったっけ」
さっそく颯ちゃんの腕を引っ張ってわたしたちのもとへやって来ると、
「今日、俺たちミーティングで早く部活終わるんだよね。よかったらまた、4人で遊ばない? テスト打ち上げってことで。絵里も今日バイト休みっしょ?」
と誘ってきた。
「4人で? せっかくだから、ふたりきりでデートしたら?」
わたしはそう答えた。
さらりと、そんなせりふが出てくる自分に、自分でも少し驚いてしまう。
絵里に言った言葉は嘘でも強がりでもなくて、本当に、わたしは大丈夫なのだ。
すると颯ちゃんが、
「俺は、ちょっと今日は無理。早く家に帰んなきゃなんねーから」
と言った。
「何かあるの?」
「ま、ちょっとな。大したことじゃない」
颯ちゃんはわたしと目を合わせない。
大したことじゃないなら、教えてくれてもいいのに。
「えー? ざんねーん。んじゃ、3人で遊ぶ?」
「さすがにそれだと、わたしがお邪魔虫すぎるよ。いいからふたりでデートしなよ。絵里、観たい映画があるって言ってなかったっけ」
