美「あそこの席空いてるじゃん、あそこに座ろっか!」

空いてる席を見つけて、みんなで履修登録を始めた。

礼「そういえば、日本史概説の教授って授業中寝ててもなにも言わないぐらい緩いけど、かわりにテストがすっごく難しいらしいよ〜」

美「礼央、あんたそれどこ情報?」

礼「2年のれいな先輩からの情報だよ♪あっ、ちなみに法律学概論の教授は課題とテストさえちゃんとすればあとはめちゃ自由らしい」

悠「相変わらずの人脈だよな、お前」

まだ入学したばっかりなのに、先輩となかよしなんて!

礼央くんならきっと誰とでも仲良くなれちゃうんだろうなあ。

悠「体育科目の選択どれにするか決めたか?」

美「わたしは安定にバレーボールかなあ。」

美優は高校時代女子バレー部のキャプテンをしてて、すごく上手だったんだ!

礼「俺はバスケかなー!悠真もバスケにするっしょ?」

悠「そのつもり。バスケ好きだしな」

みんな運動できてすごいなあ。

私は球技全般苦手だからどうしよう…。

悠「しゅなはどれにするんだ?」

『へっ?!あっ、えっと私どれも苦手なんだよね…』

美「だったらあたしと同じバレーボールにしたら?どれも苦手なら一緒にやったほうが良くない?」

確かに、美優がいるなら頑張れるかも…!

『よし、私もバレーボールにする!また顔にボールが当たっても泣かずに頑張るね!』

悠「その前にボールとれるように頑張れよw」

『たったしかに…。頑張ります』

なんだかんだで履修を組み終えた私達は、礼央くんの提案によりファミレスでご飯を食べてから帰ることにした。