蔵。


翔太「はぁ…はぁ……うっ…」


翔太は代償に血と言っていたが、

自分の血を吸っても意味ないのだ。


自分以外の生き物の血なのだ。

だが半日耐えれば問題はない。


だが、その辛さは半端じゃない。

翔太「クッ……はぁ………」


頼むから誰も来ないでくれよ…


そう願いながら痛みに耐える翔太だった。




朝。

沖田「やっぱり翔太が心配です…」


藤堂「だよなぁ、俺もだぜ!」


原田「本人が入ってほしくないって言ってるんだ。やめとけ。」


永倉「でもよ〜!」


沖田「一君は気にならないの?」


斎藤「気にならないわけではない。
本人が来るなと言っているのなら
行かないほうが本人のためだ。」


原田「お前らも斎藤を見習えよ!」


藤堂「でも左之さんも心配だろ?」


土方「お前らさっきからうるさいんだよ!
朝餉ぐらい静かに食え!!」

沖田「そーゆー土方さんは心配じゃないの?」


土方「別に…」


永倉「素直じゃないな〜!
土方さんは、」


近藤「そうだぞ!歳!
俺も心配だ!」


土方「近藤さんもかよ…」


山南「翔太くんは開けるな。
といったのでしょう?
なら扉の前から声をかけてはどうでしょう。」


土方「山南さんまで…」


藤堂「山南さん!やっぱ頭いい〜!
総司、しんぱっつぁん!朝餉終わったら
蔵までいごーぜ!」


永倉「いいな!いこうぜ!」


沖田「賛成です!」


土方「…はぁ、斎藤、原田。
ついていってくれ。」


斎藤「御意。」


原田「あいつら〜!」