コンコンッ


「失礼します。工藤です。書類を持って...」


「わぁ、沢山ね。小山先生のクラスね。
置いとくわ。ありがとう。」



俺は言葉を失った。




「ん?どうしたの?」




「あ、いや。なんでもないです!
失礼します!」



慌てて職員室を飛び出した。
あのまま居たら俺何言うかわかんねぇ。

焦ったー。

そりゃ焦るよな。


想い人が目の前に現れたんだから。