もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~

まっすぐに自分の気持ちを伝えていたら今、少し違う未来を歩けていたのだろうか。
がむしゃらに懸命になれていたら、隣に・・・。


嶺は失った命を忘れないように、小さな天使の陶器の置物を寝室に置いている。

守ることができなかった命。



若菜の微笑んだ顔がその天使に重なって見えた。



この子のそばにいたら、自分はかわれる。

そう確信しながら、一緒にいたいと自然とそんな想いが沸き上がった。