もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~

「ほら。」
嶺は若菜の手からバスタオルをとると、若菜のびしょぬれの頭を拭いた。

「ありがとうございます」

少し勢いが弱まる若菜。

容赦なく嶺が頭を拭く。

拭きながら「ありがとう・・・」とささやいた。

ちゃんと嶺の言葉が届いた若菜。

少し頬を赤く染めながら微笑んだ。