もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~

「鈴。大丈夫だ。落ち着け。大丈夫」

恭はもう一度私の体を抱きしめながらそう繰り返し言ってくれた。

「大丈夫」


魔法の言葉のように私の心が落ち着いていく。

再び乱れ始めていた呼吸が落ち着く。

ちゃんと呼吸ができる・・・


「大丈夫」

恭に抱きしめられながら私は目を閉じた。