もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~

ありったけの力を振り絞り恭の体に抱き着く。

「鈴」


その声に全身の震えが嘘のように治まった。



「ベッドに戻ろう」
そう言って恭は私の体を抱き上げた。


「行かないで」
ベッドに私の体が戻された瞬間恭が私から離れようとする。

その手をとっさにつかんだ私は再び恐怖心に襲われて体が震えだした。