もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~

診察の時に毎回体重も測定される。
処方する薬の量に関わるからといわれているが、だからこそ、体重を落とすわけにはいかなかった。

掃除をある程度終えると浴室へ向かい洗濯を始めようとした。

嶺がシャワーを浴び終わっているころを見計らったのに、すでに洗濯機はまわされていて洗濯が終わっていた。

こうして家事を手伝ってくれることが多い嶺。
でも洗濯物を干すのは苦手な嶺。

洗濯物をほす役は私だった。

「洗濯機、まわしておいた」
「ありがとう」
浴室に私が洗濯物をほしていると頭が濡れたままの嶺が入ってきた。