「ちょっとユズ。昨夜のあれ、何よ。」 翌日私は 麻衣に 冷やかされる。 「えー。あれって?」 と私が とぼけて言うと 「帰る時の二人。すごく 良い雰囲気で。もう完璧に 恋人同士じゃない。」 と麻衣は言う。 「でも あそこまでだから。」 と私は答えて 少し俯く。 「だから もういいんじゃない。お預けする意味 あるのかな。あんなに 熱々なのに。」 麻衣の言うことに 私も 頷いてしまう。