「ははは。俺は駄目ですよ。金曜の夜に コンビニで 食事を買っている男ですよ。」 香山さんの自虐は そのまま 私に突き刺さる。 「それなら 私も同じです。明日も 歯医者さんだし。」 香山さんとの会話は 言葉のツボや テンポが合っていて。 自然体で 寛いで話せる。 知り合って間もないと 思えないくらい 楽しくて。 私達は お互いのことも、少しずつ話した。 出身地や 大学のこと。 スポーツのこと。 今の仕事のこと。