「結婚を前提に 俺と付き合ってほしい。長い付き合いだから。お前のことは よくわかっているし。結婚するなら お前しかいないって思っている。」

竹沢君の告白に 麻衣は 感動して涙を流した。
 
「遅いよ、言うの。ずっと待っていたんだよ。」

素直に答える麻衣に 
 
「お前も 俺のこと 好きだと思っていいの。」

と竹沢君は確認した。

麻衣が頷き
 
「でも竹沢君 何も言ってくれないから。ずっと。私 もう諦めようと思って。」

と麻衣は 涙を流しながら答えた。
 
「簡単に諦めないでくれよ。」

と竹沢君は照れた顔で笑った。
 

私と隆三は 土曜日のお昼を 麻衣と一緒に食べた。

麻衣は 幸せそうに 前日のことを 話してくれた。


私達は たくさん 麻衣を冷やかして。

これから 竹沢君に会うという麻衣と別れた。