私たちは 堪えきれずに そのまま一つになってしまう。



優しく 声を掛け続けて 私を抱く隆三。


プロポーズの後の 甘い感動で 私は 気を失うほどの 歓びに包まれる。
 

「ユズ。すごいよ。大丈夫?」


放心した私の髪を 撫で続けながら 隆三は言う。
 


「私。どうかしちゃった。」



私がぼんやりと呟くと
 

「俺も。もう ユズ無しでは 生きていけないよ。」


と言って 隆三は 私にキスをした。