Letter from the Starry Sky ―君がくれた世界―





絡まれるというのは、私に言わせれば“すぐにヤれそうな女”と見られているということだ。

高嶺の花は絡まれたりしない、“丁度良い女”がナンパされる、と思っている。

絡まれやすいというのは非常に不名誉なことだ。



それはそうと今日は暗いなあ……。


まだ日が落ちる時間ではない筈だけど、と時計を見ると5時近くなっていた。1月半ばの今の時期なら、晴れていてももう暗くなってくる頃だ。一日中暗いと時間の感覚も無くなる。


嫌いだ。こんな日が。暗いのが。……柄にも無く不安になる。


その外の暗さから逃げるように、私は急いで買い物を済ませ、ホテルへと戻った。



「お、ありがとな」


「ん」



私は買ってきたシートを彼女の額に貼り、汗を拭く。喉が渇きましたか、と聞くと僅かに頷いたので経口補水液を飲ませた。

一通り終わると彼女は少しましになったのか、表情が穏やかになった。



それから私達は少しの間、彼女の側に居ることにした。まだ時間は早いし、あと数時間なら居られる。それにもし悪化したらそれこそ病院に連れていかなくてはいけない。



「どうした」


「え?」



窓の外を眺めていると、ユウが唐突にそう言った。



「息が上がってる」


「あ……」



言われてようやく自覚する。