何で? どうしてここに? まさか、助けに来てくれた?
「京一さん、丁度良かった。今いい女入ったとこなんすよ。一緒にどうです?」
京一に近い所にいた奴がそう言う。
そいつも立場が上の奴だ。達弘も、他の人も全員が敬語を使う奴。つまり――この集団のトップだろう。そんな人と親しいって……。
京一は私を助けに来たわけじゃない。そりゃそうか。
何故か大きなショックを受けていた。
京一ってこいつらと繋がりあったんだ。私知らなかったよ。でももう、どうでも良いか。
そんな風にどこか諦める気持ちが生まれていた。
何に期待していたのか、何を諦めたのか、もう考えるのも面倒だ。
当の京一はその言葉に何も返さない。
京一がこっち見てるような気がする。気のせいじゃ……ない。
どうして? あんたは今、何を考えているの?
「京一さん? どうしまし……」
「レイ!!」
静まっているその場に、京一の後ろから、なんとユウが顔を出した。
その瞬間、私を囲む集団が騒がしくなった。
ユウは私を見つけて青ざめてこちらに向かってくる。
「お前、どうやって……!」
集団からそう声がした。
「レイ、レイッ!!」
ユウ、一人じゃ無理だよ。ほら、もう囲まれちゃってるじゃん。こんな大人数相手に一人じゃどんな人だって、どんなに強い人だって無理だよ。
「京一!! 何してんだよ!? 早くレイを!!」
あれ、ユウも京一を知ってるの? ……私の知らない所で何かが起きてる?

