それは、誰が見てもゴミとしか思わないような、画用紙を畳んだだけの黄ばんだ本だった。
表紙に歪な文字で「魔法の少女漫画」と書いてある。
「ソレ、描いたコト、現実にナル」
めくってみると、1ページ目は「登場人物紹介」となっていた。
「ソコ、オ前と相手の名前、書ク」
ふーん、漫画の登場人物を決められるってわけねぇ。
「相手役は現実に存在する人じゃなきゃだめなの?」
もし二次元の人も描いていいなら、ブリーザ様とか彼氏にしたら最強じゃない?
あの破茶滅茶な戦闘力が手に入るなら、白と紫のダサい装甲には多少目をつむってやってもいい。
「ソレは、ダメ」
あ、ダメですかそうですか。
表紙に歪な文字で「魔法の少女漫画」と書いてある。
「ソレ、描いたコト、現実にナル」
めくってみると、1ページ目は「登場人物紹介」となっていた。
「ソコ、オ前と相手の名前、書ク」
ふーん、漫画の登場人物を決められるってわけねぇ。
「相手役は現実に存在する人じゃなきゃだめなの?」
もし二次元の人も描いていいなら、ブリーザ様とか彼氏にしたら最強じゃない?
あの破茶滅茶な戦闘力が手に入るなら、白と紫のダサい装甲には多少目をつむってやってもいい。
「ソレは、ダメ」
あ、ダメですかそうですか。



