目が覚めて、驚いた。


「ボク、ゴミえもん」


昨日たしかにゴミ捨て場に捨てたはずのガラクタが、部屋の中央に鎮座していた。


寝癖にパジャマのまま近づいてみると、ガラクタからは生ゴミ臭い匂いがする。


「ボク、ゴミえもん。コレ、願イ叶エル」


短い腕を伸ばして何か差し出してきたから、鼻をつまみながら受け取る。


なになに、魔法の少女漫画……?