うーん、よし。


「少女漫画の主人公になりたい」


ロボットにしか聞こえない小さな声で囁いたあと、私はこのガラクタを捨てにいった。


家のゴミ箱に捨てるとお母さんに気づかれちゃうから、マンションのゴミ捨て場にばいばーい!


そして寝る頃にはもう、このガラクタのことなんか忘れていた。


あーあ、明日も学校めんどくさいなぁ。