少女漫画の主人公になりたい

「ただいまー」


返事をしてくれる人のいなくなった家で、私は自室に入り1人ゴミえもんを見つめた。


「……あれ?」


両親が死んで、みんなが自然に優しくしてくれるようになってから開くことのなくなった魔法の少女漫画が、風に吹かれてページをなびかせていた。


何となく気になって見ると、私が描いた覚えのない続きが描かれている。


漫画の中で、私は上機嫌で歩いている。