少女漫画の主人公になりたい

殴られるのは、想像していたより痛くはなかった。


バキ、と音がして、腕が動かなくなるのも感じたけど、私は平気でいられた。


だってジュンくんが助けに来てくれるから。


私が散々殴られたあと現れたジュンくんは、痛ましい私の姿を見て怒ってくれた。


自分より体格のいい高校生に殴りかかって、仇をとってくれたのだ。