相澤ー?
あいざわ
あいざ、わ
「あぁまさかあの子か・・・!?確かに焼肉とかなんとか言ってた気もするけど、急いでて聞いてなかったわ・・・」
華を助けるために情報をくれた子だったな。
まぁ結果華が無事だったのは、あの子がいたからだし・・・
「大丈夫なの・・・・?」
「心配すんな。その子には恩があるからね。」
それより上目遣いで俺を見てくる華のほうがやばい・・可愛すぎんだろ。
今すぐ俺のものにしたいという欲があふれ出そうになる。
「あ、あのレクリエーションのときとかいっぱい私の事助けてくれて、ほんとにありがとう・・!」
華なりに彼女っぽく頑張ってタメ語で話そうとしているとこも可愛い・・・・
「俺は華が辛いとき辛いし、うれしい時はうれしい。だから体が勝手に動くんだよ。」
今ならこんなくさいセリフもいくらだって言える。
「ありがとう・・ほんとに。」
そうやって後夜祭を楽しんでいると、
「華。ちょっと話したいことがある。」
そうやって前から来たのは
「駿斗・・・!」
そうだった。俺は華の幸せをねがう事しか許されない。だから
「行っておいで」
そうとしか言えなかった。
