粕谷先生side




「私は、七音と回りたい・・・・な。」


俺は華にくぎづけになった。

期待しても何もないって自分が一番わかってるのに。



そりゃいいに決まってる。だけど、駿斗はどうしたって話にならないか?がっつきすぎとかおもわれないか・・・?

21にもなる俺は、中学生みたいな悩みを胸に本能のままOKした。


それからは、天地がひっくり返るんじゃないかくらい楽しくて幸せだった。


一応生徒会のパトロールってことにしてるけど、普通の高校生のカップルみたいに時間を過ごすことが出来た。




「あ、そういえば、七音って私たちのクラスに焼肉奢ってくれるの??」


え?


「なんでそんな話になってんの??」


「知らなかったの??なんか、相澤美優って子が奢ってくれるって皆に言ってたんだけど・・・」