「ちょっとみりと・・・!なにほんとに、き、き、す・・・!!」


舞台裏で、みりとを問い詰める。


「行動で示そうっておもって。俺、本当に華ちゃんが好き。付き合ってほしいって思ってる。」



みりと、が?

私の事好き??


そうやって考えてるうちに思い浮かんでくるのは・・・・



ピロリンッとメッセージアプリの通知が届く。

見ていいよとみりとが促す。



見てみると

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粕谷先生

華。文化祭は一緒に回ってくれる?
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彼氏モードの粕谷先生。

いつでも私が悩んでるときに気づいてくれて、危険な時は助けてくれて。

なな兄も同じだった。


でも、今の私にそんなことは関係なくて。


今の粕谷先生が好きなんだ。




「ごめん。私好きな人いるんだ。」



「やっぱ駿斗の事が好き?粕谷先生と付き合ってるの、ウソでしょ?

「いや。私粕谷先生のこと好きになっちゃった…」