華side
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「やっば!小野ってやっぱ可愛いなぁおい!」


「俺らが初めてになってあげるよーってな!」



私はやっと意識が戻ってきて、ちらほら聞こえる会話に泣きそうになってきた。

何されるんだろう・・・という気持ち悪さと、殴られた時に血は出なかったもののアザにはなっているであろう後頭部の痛さ。


もういやだ・・



逃げられないことを理解している私は、もう諦めて目をつむった。


そこで今までの楽しかった思い出が脳裏によぎる。