華は絶対覚えてないけど、昔俺の事が好きだった。


「はーくんは好きだけど、なな兄のお嫁さんになるの!」


そういっていっつも駿斗が泣いていた。


可愛かったなぁあの時も。



まぁそんな時、いっつもあげていたのはシロツメクサの花冠。花言葉は、永遠の愛。



まぁ華が覚えてるわけ無いと思ってた。



でもあのレクリエーションの夜。華は絶対にシロツメクサっていった。


でも思い出してくれても俺の事が好きになるとは限らない。今の華は完全に駿斗にメロメロだから。



ってか俺ダサすぎだろ・・・・華のお母さんには挨拶に行ったけど、華に自分の事を言うのが何だか怖くなって。

もう13年くらいずっと好きだった。

俺の想いが伝わらなかった時の事を考えたら、ビビっちゃったんだよな・・・・




だから、今の華が今の俺を好きになってくれるまでこの恋は諦めないってきめた!

そして同時に、華をどんな奴からも守るって。



挨拶に行ったときに華のお母さんに言われた



「七音くんは戻ってくるんじゃないかってずっと思ってたのよ?」

「華のこと、よろしくね?」


華はお父さんを癌で無くしてる。だから俺が華のお母さんも守ってやれるようにって思ってる。



ちなみに俺は華の住んでるマンションの真上に住んでる。昔はお隣さんだったんだけどね。