「そんなことどうでもいいだろ。ただ、華ちゃんの彼氏はちょっと重いんだよ。だから殺されるな。」


「ちょっと重い奴が人殺しするかよ。」




奏多と健さん?がこそこそ言ってるけど、よくわかんない。


でも先生がいないなら、帰りたいなぁ


「華ちゃんっていうんだね。よろしく。」


そうやって差し出された手。

やっぱみりとに似てる・・・・


私はふつうに握手するように手を握る。


でもなんか・・・・



「長くないですか?握手。」


やけに握手が長い。しかもなんかすっごくいろんな握り方されてる?!



「健。それくらいにしとけ。」


そういって奏多が手をはがそうとしてくれたけど、なかなか手が離れずに・・・・


「俺華ちゃんのこと奪いたくなっちゃった。本気で」

「お前・・・マジでこの子はやめとけ」






・・・・・・・・・・・・?




奪うってなにを??


「何を奪うんですか・・・・?」


私がそういうと、いまだに離れていない手を引かれて