「まぁまぁとりあえず中入ってよ。」





そうやって奏多の後ろに隠れながら中に入らせてもらった


「姉貴は今日仕事遅くなっちゃったから、帰ってもらってって言われてたんだー」



ええ・・・・?


「じゃあ帰る。」


奏多が私の手を引いてかえろうとする。


「まぁまぁ。かなの仮彼女には手出さないからさ。」


仮彼女って・・・バレてるし!!!!


「バレてるんですか・・・?」


私が顏を少し出して聴くと、


「やっぱ可愛いね。カマかけただけなのに・・・ね?」


や、やられた・・・



「彼氏は先生ってところかな?うちの姉貴に言えないんだし。」