「やばい。落ちたかも。」

そんなことを奏多が思ってることを知らずに、華は七音と気まずいまま、美貴先生との相談の日を迎えた。



「華。ごめん待たせた?」

「全然!!今来たところだよ!!」


なんかいいなぁ。こういうのカップルみたいで。


「そう?七音兄さんとはこんなことしないの?」

「えっ?!今声に出てた?!」


「うん。思いっきり。」



うわぁ!恥ずかしい・・・


「七音とは家が上下だから待ち合わせ場所はしないし、まだデートは一回しかしてないんだよね・・・」


「そーなんだ。でもまぁ待ち合わせって憧れるよな・・・」


い、意外っ!
奏多も、そういうこと考えたりするんだ!


ますます新しい一面を見れたきがする・・・


「まぁ今日はカップルなんだし、家に着くまでカップルっぽいことしようよ。」


なんかこれ前もあったような・・・・?