奏多くんは私をじーっと観察して、何も言わない。


「奏多くんってただの人見知り・・・?」


さっきはみりとがいたけど、いなくなってから妙に静か。

女子を無視してたのも話すの苦手だから・・・・?


奏多くんを見ると、顔真っ赤だ・・・!

七音と似てるなぁ!

「んなわけないだろっ!バカにすんな!」


なんかすごい可愛くて笑ってしまった・・


「ごめんごめん!なんか七音に似てて可愛いなって。」



「ふーん。可愛いんだ。ってか奏多でいいって言ってんじゃん。」


そうやって拗ねてるところも七音にそっくり。

「やっぱり可愛い。じゃあ奏多って呼ぶねっ!」


「うん・・・。てかその先生の家ってどこなの?」


「そっか。じゃあまた明後日駅に集合して一緒にいこっか!」


「おっけい。じゃ、帰るね。」


案外可愛くて楽しかったー!


「うんっ!ほんとにありがとね!」