「おっはよー!!!!」


「はよ。」


私は、今まで通り駿斗と登校する


「大丈夫?俺なな兄に殺されねぇかな?」


駿斗はすっかり昔を思い出して、なな兄って呼んでる。


「フフッ殺されはしないでしょ!」


私は昨日のことが頭から離れなくて、笑顔を作りながら駿斗と歩き出す。


「なんかあったろ」

「えっ!?…いや別、に?なにも」

私は明らかに動揺したような声でこたえた

「ばーか。俺が分かんねぇわけねーだろ。なんかあったなら話せよ」


駿斗とは結局1番長い付き合いだもんね……私の気持ちは1番分かっちゃう


「あのね……?」



そうやって私は見たものを正直に話した。



「はぁぁぁぁ?やっぱあいつなな兄なんかじゃないだろ。」


駿斗はそうやって怒ってくれたけど

「七音はなな兄だよ!ただ…」


「ただ…?」


「私は子供過ぎて満足出来ないのかな~とか思っちゃうよね…」